腰痛

数年前から頑固な腰痛で困っている患者様が、急に足の痛みが出て来院されました。
激しい痛みのために座る事も出来ず、ほとんど動けない状態でした。診断は腰椎椎間板ヘルニア。
翌日に内視鏡による手術を行ったところ、足の痛みは無くなり、すぐ職場に復帰されました。
後日、経理担当だったその患者様から、
「早期に復帰できたおかげで社員の給料がちゃんと支払えました。」
との感謝の言葉を頂きました。

このように、腰痛やそれに伴う足の痛みで困られている方は非常に沢山おられますが、仕事が休めない、家族に負担がかかるなどの理由で、治療が受けられない方がおられます。
腰痛のために好きな旅行やスポーツが出来ず、仕事や日常生活にも制限が出ていませんか?
我々は、腰痛や足の痛みに対して原因を明らかにし、適切な治療を行うことで、速やかに現場(ご家庭・仕事・スポーツなど)に復帰して頂けるよう、全力でお手伝いをさせて頂きます。理学療法が有効な場合もありますし、検査や投薬・注射が必要な事もあります。また、ひどい神経障害(足の痛み)の場合は速やかな手術が必要な場合もあります。手術に対しては出来るだけ最小侵襲で出来るように内視鏡による手術を導入していますので、最短1泊2日で退院することも可能です。

担当医

田所 浩 Kou Tadokoro

平成9年神戸大学整形外科入局
神戸大学病院・加古川市民病院・大阪回生病院・新須磨病院・兵庫県立総合リハビリテーションセンターにて一般整形外科・外傷・スポーツ医療・関節リウマチ・人工関節手術など幅広い研修を行う。
独立行政法人国立病院機構神戸医療センター(旧国立神戸病院)に勤務し、脊椎疾患・関節疾患を中心に多数の手術治療を経験する。
学位取得(医学博士)

専 門

人工関節手術や脊椎手術

腰の痛みについて

  • 以前よりずっと腰痛があるのですが…。
  • まず、腰痛の原因をはっきりさせる必要があります。背骨自身の問題である場合、筋肉が原因となっている場合、腰を通っている神経が痛んでいる場合、ストレスによる心因性など、様々な原因が考えられます。
    まず詳しい問診・診察を行い、レントゲン検査やMRI検査で原因を明らかにし、投薬・ブロック注射・リハビリなど、最適な治療を患者様と相談しながら選択していきます。
  • ぎっくり腰になりましたがどうしたらいいですか?
  • 実はぎっくり腰の原因はよく分かっていません。腰の筋肉の肉離れや、椎間板が痛んだ場合といわれていますが、分かっていることは、2週間ほどで約8割の方が治り、安静をとるよりも痛くても我慢して日常生活を続ける方が治るのが早いという事です。
  • 電気治療や牽引は効果がありますか?
  • 筋肉のストレッチ効果や血流が良くなるため、筋肉のコリが強い時や、姿勢による筋肉疲労が強い場合などには効果があると思いますが、神経の圧迫が強い時にはあんまり効果が無いと思います。
  • 坐骨神経痛といわれていますが…。
  • 坐骨神経痛とは、おしりから足まで響くような神経痛です。坐骨神経痛を引き起こす病気は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などで、腰で神経が圧迫されたことで症状が出現します。MRI検査などでターゲットを絞り、腰を治療します。
  • 腰から足への痛みとしびれがひどく、あんまり歩けません。
  • 腰で神経が圧迫される腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などでは、ひどくなると少し歩くと足がしびれて痛くなり、休憩すると少しましになる間欠性跛行(はこう)という症状が出現します。まずMRI検査などで原因を明らかにしてから適切な治療を行う必要があります。
  • 腰椎椎間板ヘルニアといわれていますが…。
  • 腰椎椎間板ヘルニアとは、椎間板の一部が破れて髄核が飛び出し、神経を圧迫するために神経痛が足に出現する病気です。腰痛だけを引き起こすことは非常に稀です。ヘルニアの診断には、詳しい診察とMRI検査が必須です。検査を行ったところ、今までヘルニアと言われていた方が、ヘルニアでは無かったということもあります。
  • 腰椎椎間板ヘルニアは手術しなければ治りませんか?
  • 検査で椎間板ヘルニアが確定すれば、まず投薬やブロック注射などの保存的治療を行います。椎間板ヘルニアは神経が圧迫される病気ですので、ひどい場合は麻痺が出現することがあります。麻痺の進行がひどい場合や、保存的治療に反応が乏しく、日常生活に支障を来たす時には手術が必要な場合もありますが、約8割の方は手術をしなくても治ります。痛みが良くなっても、筋肉のコリや体の硬さが残る場合は、腹筋や背筋のトレーニング、ストレッチなどを理学療法士と一緒にがんばる必要があります。
  • 腰椎椎間板ヘルニアの手術とはどんな手術ですか?
  • ほとんどの場合、腰椎椎間板ヘルニアに対して当院では内視鏡下椎間板摘出術(Micro Endoscopic Discectomy: MED)を行っていますが、再発ヘルニアや特殊なヘルニアでは切開手術が必要な場合もあります。
    MEDの場合、16mmの皮膚切開で筋肉のダメージも非常に少ないので、手術当日から歩行可能で、最短翌日には歩いて退院することも可能です。軽い事務仕事にはすぐに復帰できますが、スポーツ復帰や重労働にはもう少し時間がかかります。術後のリハビリも非常に重要です。
  • 腰部脊柱管狭窄症といわれていますが…。
  • 腰部脊柱管狭窄症はご高齢の方が多く、間欠性跛行(はこう)や坐骨神経痛が典型的な症状です。治療はまず、投薬やブロック注射を行います。ヘルニアと同様に、麻痺が進行する場合や、ほとんど歩けないような状態の方には手術が必要な場合もありますが、約8割の方は保存的治療で改善します。
  • 腰部脊柱管狭窄症の場合はどんな手術になりますか?
  • ヘルニアの手術と同様に内視鏡を用いた手術が可能な場合は、18mmの皮膚切開で手術当日より歩行が可能で、最短翌日には歩いて退院することも可能です。内視鏡で対応不可能な場合は、切開手術や固定術が必要ですので、その場合はもう少しの入院期間が必要です。

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